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松浦弥太郎『ほんとうの味方のつくりかた』

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

ayako (@ayako_lifestyle) です。

今回は松浦弥太郎さんの著書『ほんとうの味方のつくりかた』を紹介。

その中で「心が動いたことばたちを抜粋」と「実際にやってみたこと」をシェアします。

わたしには味方なんていない、わたしはいつも運が悪いな。

そんなあなたをやさしく、あたたかく守ってくれる存在が、必ず見つかる一冊です。

contents

松浦弥太郎『ほんとうの味方のつくりかた』

ほんとうの味方のつくりかた


著者:松浦弥太郎

出版社:筑摩書房

発売日:2014/3/24

▼ 文庫本

著:松浦 弥太郎
¥792 (2024/04/26 07:53時点 | Amazon調べ)

▼ 単行本

著:弥太郎, 松浦
¥1,401 (2024/04/26 07:53時点 | Amazon調べ)

心が動いたことばたち

人にしてもうってうれしいことがあるなら、自分も心をこめて、それを当たり前のようにしてあげることです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.32

他人のことを考えれば人のことがわかる、そう考えるのは少しばかり、人の心を知ることを簡単なことだとあなどりすぎていないでしょうか。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.36

よいところというのは、こちら側がそれなりの心構えを持っていないと、なかなか見つけられないものです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.49

要するにダメなところを直す方法ではなくて、人にはダメなところをカバーするための得意な能力というのが、絶対に存在するのです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.55

整った身だしなみというのは、これから会う相手に対して、同じ職場で働く仲間に対して、社会に対しての敬意の表れであると僕は思っています。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.65

「あいさつは自分の身を守る鎧」という言葉がありますが、相手に受け入れてもらいたいのなら、まずはあいさつを欠かさないことです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.69

チャンスというのは改まった場ではなくて、日常のなかに現われるものなのです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.74

なりやきまかせにしていると、結果として「やらされている」という犠牲者精神が生まれると思います。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.78

人間はストイックになりすぎると、人としてのやわらかい部分を失っていくものです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.87

道を歩いていても、電車に乗っていても、「自分は関係ない」ではなくて、当事者としていつもそこにかかわっていこうとする気持ちを持つことです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.90

自分の友達として道具を扱う。そんなささいなことが日々を何気なくしあわせにしてくれるのです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.96

何でも知っている人になってしまうと、一見、知的で豊かに見えますが、その人の人生は先細りしてしまうような気がします。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.98

人は楽しそうにしている人のところに集まるものです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.103

かわいげや愛橋というものは、弱さやかっこ悪さや愚かさなど、そういうことを受け入れ、愛することから始まるのだと思います。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.104

100パーセント、つまり全部自分のものにしてしまうと関係性が生まれないから、1パーセントだけでも人のために、どんなことでもよいから人のために。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.108

信用と信頼というのは、当たり前のようでありながら、家族であってもそれを得るのはなかなか難しいものです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.112

自分にとって必要なときは愛想がよく、相手からの問いかけや投げかけには愛想が悪いのは、自分勝手もはなはだしいでしょう。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.114

たとえ外でどんなことが起きていても、家庭の中では思いやりを持って寄り添う。心や体をつねに気づかい、どうしたらよいか考え続けること。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.119

友人には、とにかく「助ける」ということ「つながりはずっと太くあるように努力する」ということです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.122

尋ねられる前に相手が望むような報告ができ、端的なことばで運絡を欠かさず、誠実さを持って素直に相談することができる人は、どこに行っても必ず望まれる人です。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.124

自分がその場所や道具を使ったときは、自分が使う前よりもきれいに片づけ、使い終わるということを心がけましょう。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.129

自分が人と人をつなげるハブになることで、つながりという「味方」が生まれます。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.131

敵という存在は、つねに自分を客観的にチェックしてくれる人です。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.138

楽しさは人が与えてくれるものではありません、自分の工夫によって生まれるものです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.145

相手は何を心配していて、何に困っているのだろうということをいつも考えて、今の自分が持っている情報だったり、人脈だったり、お金だったり、時間だったり、体力だったり、そういうものすべてを使って、できることを与え続けること。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.147

幸運と不運は二つで一つなのです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.149

今は自分が負けておいたほうがよい、自分が一歩下がっておいたほうがよいなどという感覚で次の幸運を引き込むのです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.150

もう一つ、運を味方にする条件があるとするなら、それは、「人のせいにしない」ということです。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.154

「内側の味方」と「外側の味方」は、明るく元気な人を好みます。

松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014, p.155

「自分はあらゆる味方に対して誠実なのか」を考える

家族、友人、職場の人、SNSのフォロワーさん、時間、お金、健康…

本来、自分の力になってくれるであろうたくさんの「味方たち」に対して、自分はいままでどんな態度を取っていただろう。

そうやって思い返すと、自分の不誠実さに目を覆いたくなりました。

自分の都合ばかり考えて、相手を好き勝手に巻き込んでいたのかもしれません。

なりゆきまかせにしない、敬意を表す、人のせいにしない、敵を受け入れる、助ける、人と人をつなげる、損をさせない、連絡をかかさない、相手の気持ちを考えて配慮する、明るく元気に接する、感謝を伝える。

ぜんぶ自分から先に動く、当事者意識を持つ。

自分が変われば、まわりがみんな味方に思えてくるかもしれません。

実際に「わたしの味方」を考えてみる

松浦さんは「外側の味方」と「内側の味方」とに分けて、味方をいくつか挙げられていました。

〈外側の味方〉

  • 健康
  • 身だしなみ
  • マナー
  • 時間
  • お金
  • ライフスタイルや生活習慣
  • 経験と知識
  • 道具
  • 情報

 〈内側の味方〉

  • 家族は「守る」
  • 友人は「助ける」
  • 社内の人・同僚は「報告する」
  • クライアント・仕事をくれる人は「けっして損をさせない」
  • 知り合い・取引先の人は「つなげる」
  • 顔の見えないオーディエンスは「発信する」
  • 敵は「認める」
松浦弥太郎. ほんとうの味方のつくりかた. 筑摩書房, 2014

そのままわたしの味方にもなるもの、ちょっとつけ加えたいなというものを考えてみる。

みなさまもぜひ『ほんとうの味方のつくりかた』を読み終わったあと、自分に置き換えて考えてみてくださいね。

わたしの「外側の味方」

  • 健康
  • 身だしなみ
  • マナー
  • 時間
  • お金
  • 経験と知識
  • 道具
  • ミニマリズム
  • 言葉

独自につけ加えたのはミニマリズムと言葉。

「余分に持たない」ことが心身を軽くしてくれて、「慎ましい暮らし」が大事の時に助けとなってくれる。

自由に発言できるこの時代、この日本で、「やさしくて丁寧な言葉を使う」というルールを自分で設ける。

ふと出てきた言葉が自分を陥れることも、救ってくれることもあるでしょう。

このふたつも大切に考えて行動することで、いざというとき、わたしの味方となってくれるかもと思いました。

わたしの「内側の味方」

  • 家族
  • 友人
  • 職場の同僚
  • 仕事をくれる人
  • 知り合い
  • SNSのフォロワーさん
  • ご先祖さま
  • 産土神さま・氏神さま

わたしを守ってくれる存在として、やはりご先祖さまと日本の神さまは無視できないなと、つけ加えました。

別に熱心に信仰したりしているわけではありません。

でもせめて自分が生まれた地を守ってくれている産土神さま、いま住んでいる地を守ってくれている氏神さま、わたしに命を繋げてくれたご先祖さまに、感謝を伝えて、一生懸命生きることを誓う。

スピリチュアルなんて言葉でないがしろにしてはいけないような気がしました。

世のため人のためを思って行動して、明るくやさしく生きることで、困ったときに心強い味方になってくれるかもしれません。

さいごに

なにか心や頭に引っかかる言葉は見つかりましたか?

この記事が「この本読んでみたい」と思ってもらえるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

みなさまにとっての「ほんとうの味方」がたくさん見つかることを、心から願っています。

▼ 文庫本

著:松浦 弥太郎
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▼ 単行本

著:弥太郎, 松浦
¥1,401 (2024/04/26 07:53時点 | Amazon調べ)

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この記事を書いた人

当ブログを運営しているミニマリストのayakoです。

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▶︎ やさしいきもちになれる本の紹介
▶︎ 心が動いたことばのシェア

夢はエッセイ本を出版すること。

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