みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
ayako (@ayako_lifestyle) です。
今回は秋田道夫さんの著書『自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学』を紹介。
その中で、心が動いたことばたちをシェアします。
自分の機嫌をコントロールできない。
ひとに、自分にやさしくできない。
そんな方には学びが多い、加えて読書嫌いにもやさしい、そんなすてきな本です。
秋田道夫『自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学』
自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学
著者:秋田道夫
出版社:夜間飛行
発売日:2022/11/30
心が動いたことばたち
大切なことは「自分が恥をかく勇気」と「相手に恥をかかせない配慮」だと思います。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.19
ゆとりは欲を減らすだけで生まれるものだと思います。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.49
わたしは器を用意すれば、中身がその器は自然と理まるもの。そういう思いがあったのですが、世の中はそのような法則では動いていないようです。逆に世間の人からは、目立った製品もデザインしていないわたしが、不相応にカッコいい事務所にいることに反発すら覚えていたのかもしれません。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.60
世間のことを知らないことを「世間知らず」とは言いません。人にある感情の機徴を理解できない人を「世間知らず」と言うのです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.69
「どこかに素敵な世界があるかもしれない」そう思うのは分かりますが、自分が今いるところが素敵な世界の「きっかけ」になる意識があると嬉しいです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.73
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.75
- 暖味なインプットは曖味なアウトプットを導き出します。
- 不快も知らなければ、快適は生み出せません。
- 経験を「積む」よりも「捨てる」ほうが難しい。
仕事のできる人が優しいと職場がハッピーです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.79
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.87
- 才能の有無の話ですが、「有る」と周りに波風が立ちますが無い場合はまさに無風ですから気楽に構えてください。
- 「才能が無い」とか「センスが無い」とか本人も周りも言っちゃダメです。「これから次第」なんですから。
- 「上手」「下手」という言葉があるのなら「中手」があっても良いんじゃないでしょうか。わたしは「中手の人」でありたい。
人は「恥ずかしい思いはしたくない」というのが行動原理ですが、得意なことだと「恥を忘れる」ことができます。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.89
横着と要領は紙一重です。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.91
仕事の質を一定にするには、情緒の安定が欠かせません。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.121
「相手の言葉を聞いちゃだめですよ。世の中にはしゃべることが苦手な人も大勢います。そういう人は時々、その人が考えていることとは違うことを言ったりするものです。だから、その言葉に囚われることなく、相手の心の中にある本当を読み取るようにしなくてはいけませんよ」
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.144
自分が「光を照らす」存在になりましょう。「光を照らす」とは何でしょうか。何かを「浮き彫り」にする、ということです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.151
人生思ったようにはなりませんが、「なったこと」を「なりたかったこと」に置き換えるのも悪くはないと思います。過去はこれから作るのです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.155
「綺麗事」ではなく「綺麗な事」を書く。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.157
覚えておくのも良いことですが、忘れてあげるのも良いことです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.159
おおむねのことは否定しないようにしています。そうした途端に感性の扉が閉まりだすからです。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.161
「妥協」という言葉は本来の意味は悪いものではありません。「妥当なところで双方が協調する(歩み寄る)」。つまりものごとのあるべき点をお互いに認め合う。それが本来の「妥協」です。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.166~167
デザインを学ぶことの真髄は「なんでも無いもの」に美を感じ、法則性を発見することです。朝起きて夜寝るまでずっと、身の回りにあるものにしあわせを感じる能力を身につけること。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.183
「作業をしたこと」に自惚れないようにしています。
「とりあえず動いている」ということに満足しないようにしています。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.215
清潔な服装をこころがけ、事の大きさに関係なく約束を守る、遅刻をしない、机の上を片付け掃除をする、出会った人には朝晩のあいさつをかかさない。
秋田道夫. 自分に語りかける時も敬語で──機嫌よく日々を送るための哲学. 夜間飛行, 2022, p.233
「自分が今いるところが素敵な世界のきっかけになる」について考える
ここではない、もっと素敵な世界があるかもしれない。
もっと素敵な世界に生まれたら幸せになれたかもしれない。
” いま ” が苦しいと、そうやって夢をみてしまいます。
でもそんな世界は ” いまはまだ ” 存在していないだけかもしれません。
どんなに小さくても、むだに見えても、一見損しそうなことでも、それが素敵な世界のきっかけになるかもしれないということをいつも意識する。
いつまでも素敵でないことを指摘するのではなく、自分が素敵なものを発見する、自分が素敵な人になる。
自分に敬意をもって、同じように相手に敬意をもって、もっと「素敵」を連鎖させていこう。
そう思えたきっかけが、本書でした。
さいごに
なにか心に、頭に引っかかることばはありましたか?
この記事が「この本読んでみたい」と思ってもらえるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
みなさまの人生がより和やかになるように、「自分に語りかける時も敬語で」がもっともっと広がることを願っています。